グラントさんの長年の念願であるRivendellオリジナルのディレイラーOM-1。もちろんRivendell以外のバイクにも使っていただける「通常と真逆の動きをする」ディレイラーです。
初回ロットは店頭のみの販売でしたが、オンラインストア解禁いたしました。

ご遠方、日本中の方にこのディレイラーを是非使って欲しいので、お店でよくいただくQ&Aを書いていきます。
お店でまずご質問いただくのは、
「何速対応ですか?」
「どのレバーなら動きますか?」
の2つです。
まずレバーのお話しからすると、
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「フリクションシフター」(無段階にヌルッと動くレバー)にのみに対応します。
「インデックスシフター」(カチ!カチ!とギア段数の刻みがあるレバー)には互換がありません。
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うむ、文字で説明するの難しいので以下代表的なもの列挙していきます。
①Rivendellのパーツ部門である「S!LVER 」ブランド、の”SILVER-2 Shifter”の2種。

ハンドルの尻尾につける「バーコン」と、親指で操作する「サムシフター」があります。
Rivendell純正同士、完璧な互換があります。

迷ったらこの通称「S-2」2種のどちらかを選べば間違いないです。ちなみに昔のサンツアーオマージュなデザインなのでRIV以外のOLD MTBなどにも是非その辺汲み取って使って欲しいです。
②ダブルレバー。ダウンチューブにレバーを仕込みたい方はこちら。

これもRivendellオリジナルの「旧S!LVERシフター」、通称S-1と呼んでいるもの。
「*RIVENDELL* silver w-shift lever」と言う名前で弊社オンラインストアには出てます。S-2よりもスラット長くてシンプルな美しいデザインで、これもOM-1と完璧な互換。
ハンドル周りをスッキリさせたい方久々にダブルレバーいかがでしょう。
③DIA-COMPE、”ENE”レーベルの製品たち。
RivendellのシフターたちはDIA-COMPEが作ってるので中身のラチェット機構は同じ、イコールこれらも互換があります。

*ENE CICLO* w-lever (silver)
OLD CAMPYなレバーデザインはクラシックなロードやスポルティフにバッチリ。RIVのフレームに天邪鬼にくっつけてもいいし、RIV以外のフレームだからRIV以外のレバーにしたい、という人もいるでしょう。
同デザインのバーコンタイプ、サムシフターもございます。またブラックの設定があるのもビルドのミソになり得る。
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ここからはちょびっと裏技です。
④SHIMANO SL-BS77 (9sバーコン)の「インデックスを切る」

先日惜しまれながらディスコンになってしまった名作バーコンですが、つい先日の話なのでおそらく使っている方、お持ちの方も多くいると思います。
このレバーは「インデックス」式ですが、右レバーのD環をスイッチに「フリクション」に切り替えれる機能を持ちます。このレバーをすでに使っている人はラッキー、レバーそのままでOM-1に導入することができます。
⑤左シフターを「右サムシフターとして使う」
少々イレギュラーな使い方になりますが、Rivendell系のスイープバックハンドルでバイクを組む際、ハンドルの内側にサムシフター仕込むために「左レバーを右に」使うことがあります。

すると、このようにハンドルの内側、親指のある方にレバーを仕込むことができます。

本来フロントディレーラーを動かすための左レバーはフリクション式なので、それをリア用としてOM-1に繋ぐ、という算段です。
上記は僕のCharlie H.Gallop、昔CLEMの完成車かなんかについてきたマイクロシフトの左サムシフターを右レバーとして使っています。操作感は、、S-2の方が良いです。
同じような手法で、

SHIMANOのWレバーやバーコンの「左」をお持ちでしたら、THUMBIESなどのサムシフター台座と合わせて、フリクション右レバーを作ることができます。


特にSHIMANOのバーコンはDURAグレードであることが多いため、流石な動きで軽く、少ない指の力でOM-1を操作できて調子よし、です。
⑥その他OLD、ビンテージのバーコンやWレバーを使うのもありです。

古い部品でラチェット式ではなくブッシュで抑える作りのものもフリクション式なので、もちろんOM-1に繋ぐことができます(お店で実例なし、どなたか挑戦してください)
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そしてもう一つの本題。
『何速に対応してますか?』
というご質問。これが文字でお伝えするのとっても難しいんですが、
「基本的に8、9速だったらバッチリです」
とお伝えしつつ、
「10速でもOK、11速でも動作しないことはないです」
という変なご案内になります。
要するに、スプロケが何枚であろうと、レバー側は「フリクション」なので段数は関係ありません。
「じゃあ何速でも動くじゃないか!」って思わせてしまいがちなのですが、
★8 → 9 → 10 → 11….とギアの枚数が多くなるにつれて、
・チェーンは細く
・ギアとギアの距離は近く
なっていくわけです。
★同様にディレイラー側もギア枚数が多くなるにつれて、
・チェーンが通る部分の幅も狭く
・プーリーも薄く
なっていきます。
それを踏まえて、11速スプロケ&チェーンでも”動作はする”んですが、レバーを少し触っただけでチェーンがチャリついてしまったり、ギアとギアの間に半クラしやすくなってしまったり、乗る人によっては少し不便(操作がシビアな)なバイクになることがあります。
→なので「9速専用!」とも言い切れないし、「11速やSHIMANO LG未対応!」とも言い切れない、なんとも歯切れの悪いご案内になってしまうのです。(これが初回ロットで通販なしにした理由でもあります)
総じて、一から組むバイクにこのOM-1を組み込む方は是非「9速」で挑戦してみてください。
すでに9s以外のギアで運用している方は、上記を気にして組んでいただくと後のメリットデメリットや使うレバーのヒントになると思います。
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最後にグラントさんにいただいた言葉を書いておきます。
「フリクションの変速が難しかったり、失敗することをディレイラーのせいにしちゃだめです」
「人は本来、少しでも動いたり考えたりしたくないものなので、インデックス付きやフロントシングルのバイクを好みますが、OM-1はそういう人向けのものではありません」
・・・僕の解釈、少しの手間を楽しむ、”ローテクを楽しむ”、”DIYを楽しむ”ディレイラーです。
マニュアルフォーカスのカメラのように、フレットレスギターやアナログレコードを嗜むように、このOM-1を愛車に導入していただけたら幸いです。